AP HOLDINGSが展開する飲食ブランドと事業、
FOOD CREATIVE FIRMを支える仕組みをご紹介いたします。
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生産加工機能
エー・ピーホールディングス独自の六次産業化ビジネスモデル『生販直結』は、「生産」「加工」「流通」「販売」を一気通貫で行うことで、消費者にとって安全・安心で高品質な食材を、適正な価格で安定供給する仕組みです。このモデルの強みは、単なる仕入れ販売ではなく、原料段階から自社で責任を持つことで、鮮度や品質のブレを最小化できる点にあります。
当社には、生産から加工までを担う3つの子会社があり、それぞれの地域特性を活かした生産機能を持っています。宮崎県日南市の「地頭鶏ランド日南」では、自然豊かな環境の中で、みやざき地頭鶏の孵化、飼育、加工、出荷までを一貫して実施。恵まれた環境と徹底した衛生管理により、安定的に生産しています。鹿児島県の「カゴシマバンズ」では、地元ブランド鶏「黒さつま鶏」を孵化から出荷まで育て上げ、当社直営店舗のみならず、取引先飲食店向けに提供しています。北海道の「新得ファーム」では、冷涼な気候を活かし、新得地鶏の加工・販売を手掛け、主に社内や取引先飲食店向けに安定した供給を行っています。
これらの拠点では、すべての工程を自社で管理することで、安全性を確保するトレーサビリティ体制を確立。常に高品質な地鶏商品を提供できる仕組みを整えています。
また、各地域に生産機能を置くことで、地元の人材活用を進め、地域産業の活性化にも貢献しています。こうして地域に根差した生産体制を維持しながら、安心して選ばれるブランドづくりを目指しています。
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流通
全国の価値ある食材をストーリーと共に発掘し、鮮度高く、各店舗まで届ける流通経路を確立しています。限られたひと握りの人たちのためではなく、ひとりでも多くの方に適正な価格でお届けするために、流通経路を最適化。地域の人々とも直接つながりながら、全国各地へとネットワークを広げています。
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ブランド開発
全国各地のすばらしい食材が持つ、唯一無二のストーリーを形にし、骨太なブランドを作り上げています。高品質・高価格帯ではなく、高品質・中価格帯の業態を開発し、日本全国のみならず世界へと展開。エー・ピーホールディングスのすべてのブランドは「こんなブランドがあったらいいのに」という、私たちの食を楽しむ心から生まれたものです。
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商品開発
全国各地の生産地から発掘された「おいしい」食材を、生産者の想いや熱量を含めてメニューに落とし込んでいます。専用のテストキッチンで、24時間365日、食材と向き合い、より良い料理を追い求めるプロフェッショナルです。生産者にも目を配り、限られた食資源を守るためのサステナブルなメニュー開発も行っています。
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セントラルキッチン
エー・ピーホールディングスのセントラルキッチンとして、安心・安全を担保するための食品衛生管理は当たり前に、店舗と比べても遜色ない調理を行なっています。主に、デリバリー業態の仕込みを行なっており、店舗での生産性(オペレーション)を効率化し、調理に専念できる環境づくりを推進。調理コストを低減することで、売価へと還元しています。
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ブランド・コミュニケーション
エー・ピーホールディングスの各ブランドや商品・食材が持つ魅力やストーリーを伝えるクリエイティブを担っています。お客様に、店舗体験をより価値あるものに感じていただくため、ブランドを創る側だけでなく産地まで出向き生産者の声を聴くことでおいしさの理由や素材の持つストーリーを、視覚的に伝わるように表現しています。
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マーケティング
おいしい理由や商品のストーリーを軸に、顧客体験価値をより高める情報を、店舗の内外問わず発信しています。認知や予約などの様々な集客プロセスのデジタル化を推進し、店舗オペレーションの負担を軽減。時代についていくのはもちろん、昨今の大きな変容の中で、新たな飲食業界のマーケティングを生み出そうとしています。
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人事
何よりも大切にしている人材の採用だけでなく、長く働き続けられる環境や制度を整えます。個人が軸となり、無数のキャリアを開いていける環境づくりやフードクリエイターのスキル・マインドを育む教育研修制度の構築や運営。また、海外の特定技能人材の積極的な受け入れやフォローアップも行なっています。